会長ご挨拶
平素より当協会の活動に格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
当協会は、薪炭が主要な家庭燃料であった1948年に、燃料の安定供給・普及啓蒙
と業界の発展を目的として全国の薪炭業者によって設立されました。
その後、社会の発展とともにエネルギーの主役は薪炭から石油、LPガス、電気などへと
大きく変遷し、人々の暮らしや産業を支える燃料も多様化してきました。
当協会も時代の変化に対応しながら、その時々に求められるエネルギーの安定供給と業界の
健全な発展に努め、今日まで歩みを続けてまいりました。
一方で、木炭は単なる燃料ではなく、日本の食文化や伝統産業に欠かせないもの
であり、かつその利用によって里山の保全に貢献しており、多様な価値を持つ貴重な
地域資源といえます。その用途も、水質改善や土壌改良、住宅資材等多様化しています。
需要が大きく変化した現在においても、木炭の歴史や文化、優れた特性を次の世代へ
受け継いでいくことは、私たちの重要な使命の一つであると考えています。
エネルギーを取り巻く環境は今、大きな転換期を迎えています。カーボンニュートラルの実現、
エネルギー安全保障、燃料流通インフラの維持の重要性が高まる中、
私たちは社会の変化に柔軟に対応するとともに、長年培ってきた知見と経験を活かし、
ラストワンマイルのエネルギー安定供給に貢献してまいります。
また、木炭文化の継承や普及活動にも積極的に取り組み、日本の伝統と新たな価値の創造を
両立させながら、社会のみなさまとともに歩む協会であり続けるべく活動してまいります。
今後とも、皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
古久根 進